機械の逆説
二〇二四年二月三日
機械の逆説
性欲処理機械が人間に及ぼす影響
二〇二四年二月三日。僕は前日に続いて性欲処理機械なるものに心惹かれていた。僕の書いた文章を見ると、性欲処理という機能的な目的を享受することが主題なのではなく、性欲を処理するために生じた機械が、今度は人間の性欲を触発して膨張させるという効果が主題なのだろう。ルロワ=グーランの技術論をフロイトの性欲理論に結び付けることができるだろうか。僕はこう書いていた。
山地大樹
機械の逆説
ある平凡な男が性欲処理機械を購入した。その結果、毎日のように自慰行為を行なうことになり、男はほとんど精子製造機械として生きることになった。機械が人間を機械にするというのはよく言われるが、その根幹にあるのは快感の膨張である。平凡な男の性欲が、性欲処理機械によって膨張したということである。性欲処理機械は性欲を処理するという目的のために開発されたが、その結果、出されるべき精子の数が増えているという逆説が生じている。すなわち、性欲処理機械は性欲増幅装置へと変貌している。一般に、機械というのは目的に沿って機能的に制作されるだが、結局のところ、使用者の快感を膨張させることに寄与することしかできない。
季山時代
2024.02.03
